点数が悪いテストが返ってきた後の接し方

 

こんにちは、柏倉です。

 

 

★テストの「結果だけ」を見て叱らない

 

成績をテストの点数だと考えたときに、まず理解しておいてほしいのは、

 

30点前後のお子様が、50~70点代を取るのは難しくはないですが、

70点前後のお子様が、90点以上を取るのは簡単なことではないということです。

 

点数は平均点によって変わってきますので、

 

前回と同じ点数でも成績は上がったということもあります。

 

ここを理解していないと、

成績は上がっているのに点数だけを見て子どもを叱ってしまいかねません。

 

例えば

 

1.平均点60点のテストで60点を取った

2.平均点40点のテストで60点を取った

 

評価できるのはどちらですか?言うまでもなく「2」ですよね。

 

 

★点数は上がったり下がったりするのが普通

 

どんな腕の良い先生が的確な指導をして、どんどん実力がついても、

1~2ヶ月ですと、その時の調子次第で点数は上下します。

 

生徒の成績は、成績が安定している生徒でも

5教科500点満点で30点くらいは揺れ動くものです。

 

安定していない生徒でしたら、50~100点くらい揺れ動くのもザラです。

 

 

★大事なのは結果分析。次に同じ失敗をしないこと

 

結果には必ず原因があります。

例えば、以下のような理由が考えられます。

 

・易しい計算の見直しができずに、ケアレスミスをしてしまった

・漢字をど忘れしたり、字を書き間違えてしまった。

・問題をちゃんと読まなかった

・問題の指定に従わなかった

 

原因を的確に分析し、次に同じ失敗をしないように指導するのが塾の役目です。

ご家庭では、結果を受け止めていただくだけで大丈夫です。

 

 

★失敗を叱ってしまうと、失敗をよりしやすくなることもある

 

誰にでも失敗はあります。

子どもにその失敗を叱ってしまうと、失敗をよりしやすくなる場合もあります。

 

私は保護者の方にも結果分析を伝え、同時に叱らないように伝えています。

叱らなくても、子どもはたいていの場合、自分で反省しているからです。

 

大事なのは、失敗を叱ることではなくて、この次、同じ失敗をしないことですからね。

しっかり反省をした生徒はその次のテストで必ず挽回してくれます。

 

 

 

 

★点数や順位が下がったテストが返ってきた後の、柏倉の声かけ3例

 

 

点数や順位が下がったテストが返ってきた後、

あなたは子どもにどのような言葉がけをしていますか?

 

私は生徒のテストの結果が出た後、かける言葉を使い分けています。

 

相対評価と絶対評価で使い分けます。

 

相対評価とは、周りと比べて評価することで、

絶対評価とは、その子の過去と比べて評価することです。

 

以下、私のほめ方を3例紹介します。

 

 

1.テストの点数が下がった。でも平均点も下がったから、

  結果、順位が上がったケース

      ↓

  順位が上がったことを、相対評価をしてほめる。

 

「お~、すごいじゃん!40位が30位になったね!」

 

『でも点数下がりましたよ』

 

「関係ない!大事なのは、みんなと比べてどうかってこと。入試だったら、受かってるよ」

 

 

2.テストの点数が上がった。でも平均点も上がったから、

  順位が下がった。

      ↓

  点数が上がったことを、絶対評価してほめる。

 

「お~、すごいじゃん!80点が90点になったね!」

 

『でも順位下がりましたよ』

 

「そんなの関係ない!大事なのは、自分がどれだけ点数が伸びたかってこと。点数上がったの嬉しいでしょ。」

 

 

※補足しておきますが、実際は関係ないということはありません。非常に都合がいい考え方です。

 

生徒につっこまれたら場合は、

 

「だって、出ちゃった結果は仕方ないじゃん。

 大事なのは、次に挽回することでしょ。

 

 物事はこんな風に自分に都合よく解釈したほうが

 次に上手くいくことが多いんだよ。」

 

ということを伝えています。

 

・・・・・・・・・

 

 

3.点数も順位も下がった。

      ↓

  ほめ→結果分析→励まし

 

「そっか~。でも、この難しい問題解けたのは偉いね!

 ところで、なんで下がったんだと思う?」 

 

「だよね。ケアレスミスを15点もしてたら、

 点数も順位も下がるよね。」

 

「じゃあ、次のテストに向けて何を気をつけるの?」

 

「OK!それを弱点ノートにメモしておこう。

 でも君は同じミスは2回しない天才君だから、次はしないでしょ」

 

「やればできる人だもんね、先生は知ってるよ。

 おし、じゃあ今日も勉強頑張るか!」

 

というように、ほめポイントを探しつつ、結果分析を一緒に考え、励まして終わりです。

(1、2のケースも最後の流れは同様)

 

 

たとえテストの点数が下がっても、反省していないケースを除いて、基本叱りません。

 

どんな結果でも、まずはほめるところを探すというところが

子どものやる気を下げず、前向きに勉強を続けていくポイントです。

 

 

★結果が悪くても、親が前向きに対応してくれると、安心して勉強を頑張れる

 

親もテストの結果を前向きにとらえていくと、

以下のような考え方ができるようになっていきます。

 

・・・・・・・・・・

 

今回のテストは、他のお子さんたちは、前回より50点近く下がった子がほとんどでした。

 

息子に聞いてみましたら、

前回の総合点数と今回は1点差だったし、ジュエル行ってなかったら、もっとヒドイ点数だったと思う、

 

ひととおり勉強やれたのは、ジュエルのおかげ。

だそうです。 

 

確かに点数だけをみてしまうと上がってませんが、私はもっと前向きにとらえております。

自分から勉強をしよう、と少しずつ変わっているような気がします。 

 

中2保護者様より

 

・・・・・・・・・・

 

親がこのように結果を分析し前向きに対応してくれると、

子どもも安心して進んでいけますよね。

 

このご家庭のお子様は受験期の夏休みには300時間以上の勉強をし、

その後順調に成績を上げています。

 

 

★点数に執着すると不幸になるので、点数に執着するのをやめる

 

今まで散々点数の話をしてきましたが、点数に執着していると

アラばかりが目につくようになります。

 

子どもが最大限頑張って出した結果でも認められなくなり、

不幸になってしまいます。

 

点数が悪いと、どうしても点数だけで判断しがちなのですが、

お子様が頑張っているようなら、ぜひ結果が出るまでは時間がかかることを理解して、

まずは過程を評価してあげてください。

 

頑張っているのに成績が低迷している間、本当に苦しいのは子ども本人です。 

 

 

点数に執着するのをやめた瞬間に、

心が変わり、子どもへの接し方が変わります。

 

ご家庭が幸せになるために

子どもが何のために勉強しているのか、なんのために点数を取るのか

をもう一度考えていただく機会になれば幸いです。